今年もあとわずか数時間となりました。
２月２８日にネット古書店として開店、１０か月が過ぎたところです。
Azuki堂をご利用いただき、書籍をお買い上げいただいた皆様、Azuki堂のホームページをご覧いただいた皆様ありがとうございました。
開店後、最初にお買い上げいただいた書籍は、「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」若泉敬著（文藝春秋刊）でした。
多くの方がご存知のことと思いますが、『沖縄施政権返還（１９７２年５月１５日）』交渉にあたり、当時の故・佐藤首相の密使として交渉にあたったのが若泉敬氏でした。（故人となられています。）沖縄返還をめぐってはいくつかの「密約」の存在が指摘されていながら、今まで政府は否定していましたが、当事者であった、外務省元アメリカ局長が、東京地裁で日米の密約があったことを証言しました。またそのあと、佐藤首相宅に「米軍の核の再持ちこみ」に関する合意議事録（密約文書）が現存することが報じられました。日米の首脳の署名がされているとのことです。一連の事柄の検証は今後も引き続き行われ、いずれ明らかになることでしょう。
Azuki堂の扱う書籍の主なものとして「沖縄」関連書があります。初めて売れた本が上述の「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」であったことは印象深いこととなりました。
「普天間基地移転問題」などこれからも「沖縄問題＝日本全体の問題」から目を離すこはできないでしょう。
古書店の中心街に位置する神田・三省堂古書館に出店できたことも、望外の出来事でした。駆け出し・新米のAzuki堂もささやかながら、お客様の求める本を提供できました。昨日、古書館に書籍を補充いたしました。「キリシタン・南蛮学」「ゾルゲ事件」に関するものを追加しましたので、神田古書街方面へお出かけの際には、ぜひ、お立ち寄りください。
「古書館」３２店舗が棚を連ね、午前１０時から午後７時まで開いております。
（１月１日・２日のみ休みです。）
また、ネット上の登録も、気を引き締めて行っていきます。
それでは皆様にとって、迎える年がよい年でありますように。
ありがとうございました。
（「紅白歌合戦」が始まっているよ！！の声が・・・・・）
（Azuki堂 店主）