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おかげさまで開店2周年

またまたあっという間に・・・・。

 

一週間ほど前に恒例の「お雛様」を飾りました。二人の娘はそれぞれ家から独立して生活しているので飾らなくても、と思うのですが。

 開店直後の「Azuki堂たより」にも戯れ歌を入れて「桃の節句」に触れました。

 

おかげさまで、ネット古書店Azuki堂は開店2周年を迎えることができました。

多くの方々に支えられながら、なんとか生き延びているというのが実感です。改めて、お客様、友人、古書店の先輩の方々、家族に感謝いたします。

 

 3年目になる今年は「勝負の年」です。(何を勝負するの?といわれながらも…)

ネット目録の充実、三省堂古書館の棚を工夫することなど、課題は山積。厳しいといわれ続けている中で、模索は続きます。(三省堂古書館は三省堂神保町本店4階に移動、3月3日リニューアルオープンいたします。)

 今後ともどうかよろしくお願いたします。

 

2月26日の新聞に事件から75年が経過している「二・二六事件」に関する記事が載っていました。事件で収容されていた東京陸軍衛戍(えいじゅ)刑務所の看守にあてた決起将校13人の遺書が新たに見つかったとのこと。今まで3人の看守あての遺書は知られていたが、遺族の方の話では「4人目」の存在は初めて知ったという。時が経ってもまだまだ埋もれている事件関連の資料はあるかもしれません。

 

「若殿に兜とられて敗け戦」  北一輝

 

 二・二六事件の際、反乱軍の「指導者」としてみられた北一輝が獄中で詠んだ句である。

「若殿」は昭和天皇を、「兜」は軍隊をさすといわれている。二・二六事件を見事に言い表した句と思われます。

二・二六事件を中心に昭和戦前期の歴史について調べる必要があり、本を集めながら勉強まがいのことを数カ月やっていました。「二・二六産業」といわれているほど、事件に関する文献は多く、深い森に迷い込んだ感じで、勉強?させていただきました。上記の北一輝の句も今回初めて知ったような次第です。

 

開業直前のある講座でアンケート(「3年後のあなたの姿を書いてください。」という設問)に店主は

「自分の興味ある歴史的出来事に関することを読書(研究?)しながらネット書店を続けている。」と書いていました。

 

 二・二六事件以外にも興味を持っていることがありまして・・・。

 それはそうなんだが、もう少し「商売(利)」を追求する方に時間を使ったらという「もう一人」の自分がちらついています。(笑)