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新年 成人式

あけましておめでとうございます。

 

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

 

 「お客様に喜んで頂く」という基本に立ちかえって

地道に、一冊一冊の本を大切に、ご紹介していけるよう

取り組んで参りたいと存じます。

本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

 

さて、明日1月12日は成人の日。

 新成人の事件などが毎年取り上げられて

やまないように感じてしまいますが、

将来の日本を担う若い方々に、期待をし

成長していってほしいと思っております。

 

成人の日、ということで

2回目の成人式、3回目の成人式、4回目の

と、自分自身の人生の節目を少し振り返ってみるのは

いかがでしょうか。

 

20年、30年前それ以前の書籍にも

性差や自己実現・自己表現などに関するものがたくさんあります。

 

今よりも女性差別や社会的格差などが注視されない時代。

インターネットや雑誌などがいまのように普及する前に

「本」という手段を用いて表現することで

少しずつ世の中が変化していった結果が

現在の世の中なのかもしれません。     

 

Azuki堂の古書目録から

女性史・ジェンダー、思想・哲学・言論・文化論カテゴリー

以下の書籍をご紹介いたします。

 

 

『かけがえのない、大したことのない私』

田中美津/インパクト出版会/2005発行/\1,300

第1刷 カバ帯 70年代初頭、

女性ばかりか男性にも影響を与えた「いのちの女たちへ」から30年余

90年代以降のインタビューなど

 

『性差と文化』 (東京大学公開講座)

高橋迪雄 瀧田佳子 蓮實重彦 五味文彦 武藤芳照 

松原純子 藤田英典 他/東京大学出版会/1996年発行/\1,200

第2刷カバ 動物から見たヒトの性差、昆虫の性行動など

各学部の専門の立場から「性差と文化」というテーマで講演した11編を収録

 

『共生時代のフェミニズム ひらかれた未来をもとめて』

青木やよひ/オリジン出版センター/1994年発行/\1,000

初版 カバ 平和への模索の中で

エコ・フェミニズムの視点から人口・生殖・差別・環境問題を考える

 

『ヒロインからヒーローへ 女性の自我と表現』

水田宗子 /田畑書店/1982年発行/\2,200

第1刷経年ヤケカバスレ 女性幻想 結婚競争の勝者と敗者

女としての失敗と成長 女性がヒーローとなる時 狂気の果て 生む性と文学

 

『話したい、話せない、「話す」の壁』 (シリーズ 日本語があぶない)

久世光彦 ほか27人/ゆまに書房/2006年発行/\800

第1刷カバ帯  「ワタシってぇ、日本語軽くヤバイって感じぃ、みたいな」

と話す若者に超ムカつくおやじになる前に読む本

 

 

2015年も、Azuki堂をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

( Y・S)記