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秋 北海道へ

10月も中旬となり
朝の空気もだいぶひんやりとしてきました。

このたびの台風15号および台風19号による甚大な被害を受けた地域の皆様
心よりお見舞いを申し上げます。

当古書店はおかげさまで細々とではありますが
営業しております。現在、国分寺駅、ミーツ国分寺3階で
第3回国分寺大古書市(11月4日まで)に参加出店しています。


筆不精なもので、何かと理由をつけては
この便りを怠り、、、大変申し訳ありません。
「ブログ、楽しみにしていますよ」との
温かい励ましのお言葉をいただくことも
ありまして、、なるべく近況含めまして
書籍のご紹介をいたしたいと思います。



さて、9月上旬に
北海道へ私ども夫婦と娘夫婦と旅行をしてきました。
北海道といってもとても広いもので
今回は未踏の地、積丹半島・小樽へ。
また、当店をご贔屓にしてくださっている
千歳に住む妻の旧友と会うのも楽しみな旅行でした。

出発前日に京急線で事故があり
羽田への経路も心配されましたが、
午前8時発の便で千歳空港へと向かいました。

空港に到着しレンタカーを借り
ナイベツ川湧水へ。
サケの遡上時期ということもあり
目を凝らすと穏やかな清流に
サケの姿を見ることができました。

妻の友人の紹介で近くのmeon農苑で待ち合わせをしました。
目の前には野鳥のくるハーブガーデンが広がり
エゾリスも時々訪れる心地よいお店でした。
朝づみのハーブや小果樹、地元農家さんの採れたて食材を使用しているとのこと。
薪の石窯で焼いた、フランスアルザス地方(旧ドイツ領)の郷土料理フラムクーヘンや
ベリーの自家製ドリンクをいただき、いろいろな話に花が咲きました。

妻の友人と別れ、支笏湖へ。
天気は快晴とはいきませんでしたが
支笏湖ブルーをみるため
妻が「せっかくなので」と大人4人で
スワンボートにのりました。
たしかに、、遠くから眺めるだけではなく
実際に湖の上から眺める水の色は
なんともいえない麗しいブルーでした。

そこから昭和新山を目指します。
ザ・昭和の観光地という感じの昭和新山・クマ牧場。
たくさんの外国の方々が観光バスで訪れていました。

初日は留寿都泊。
源泉かけ流しの天然温泉であるまっかり温泉。
夕方は悪天候のためで露天風呂からの羊蹄山は拝めませんでした。

ホテルの近くでジンギスカンや収穫時期のじゃがいもなど
地産地消の料理を堪能し、北海道旅行1日目は終了しました。

つづく


【書籍のご案内】

常紋トンネル 北辺の斃れたタコ労働者の碑
小池喜孝/朝日新聞社/1977年発行/\1,600
第1刷カバ タコ労働と北海道開発 タコ労働の実態
タコ労働の歴史掘りおこし タコ労働関連年表

アイヌ民族と日本人―東アジアのなかの蝦夷地 (朝日選書)
菊池勇夫/朝日新聞社/1994年発行/\900
第1刷カバ 独自の文化を育んだ人びとの歴史
和人統一権力にとって、狩猟・交易にたずさわる者たちはまつろわぬ民にみえたのである

アイヌ民族と日本人―東アジアのなかの蝦夷地 (朝日選書510)
菊池勇夫/朝日新聞社/1999年発行/\1,000
第4刷カバ帯 蝦夷の地に独自の文化を育んだ人びとの歴史は、日本を写す鏡…
古代以来の日本人との関係を通観する

この魂をウタリに -鳩沢佐美夫の世界-
須貝光夫/栄光出版社/昭和51(1976)年発行/\3,500
初版カバ帯 アイヌ民族の復権に捧げ尽くした壮絶な生き様 
36年の短い生涯を病身に鞭うちながら燃えさかった魂の炎

若きアイヌの魂 鳩沢佐美夫遺稿集
鳩沢佐美夫/新人物往来社/昭和47(1972)年発行/\3,400
初版カバ帯 アイヌ解放へ熾烈な闘いをいどんだ亡きアイヌ青年の叫び 
アイヌ民族の主体と権利の奪還をめざして苦悩する若き魂の記録