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立夏を過ぎて

みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年のゴールデンウイークは
新型コロナウィルスの感染流行による外出自粛で
旅行も帰省もできない状況でしたが。

そして、5月末までの緊急事態宣言延長。
本当に先行き不安な様相が続き、みなさま同様、
いのちと生活を何とか守っていきたいと願うばかりです。

前向きな気持ちをもって生活したいものですが、
やはり生活をするうえで楽しみや中長期の目標がないと
なかなか頑張ろうという気になれないのではないでしょうか。

私は定年退職をしてから早11年がたちますが
おかげさまで古本屋の仕事もぼちぼちと続けることができ
日々少しずつですが、頑張れることがあるように思います。

猫を膝にうたた寝するようなのんびりした時間や、
仕事と称して古書を探しに出かけたり、
たまに妻と旅行へ、また旧友と都内を散策したりと。

今は自粛を余儀なくされていますが、
早くこの状況が終息し、外に出られる日が
来ることを切に願います。
そういうことが楽しみであり目標となって
それに向かって日々を過ごしていたんだなぁと
実感する今日この頃です。


こんなときは、、今迄に行ったところ
これから行ってみたいところなど
ガイドブックや書籍を探して読んでみる、
旅のプランを立てる、写真集などを見て
空想旅行をしてみるのもよいかもしれません。

少々さみしい話ではありますが
本の中に身をゆだね、文字から文章・写真・装丁から、、
想像力を膨らませて、作者とともに旅行をしてみましょう。


Azuki堂 古書目録より沖縄の本をご紹介いたします。

次に沖縄へ行けるのは、、いつになるのやら。
青い海、青い空、おいしい魚、おいしいお酒、
沖縄の古書店巡りにも参りたいものです。
(沖縄の「民意」はいつ聞き入れられるのでしょうか)


沖縄の心の原点
大木田守/東京書籍/1996年発行/\700
初版第1刷 カバ 当時の復帰をめぐる沖縄の素顔とその後を加え
基地問題の原点を探る。 

筑紫哲也の「世・世・世」おきなわ版「多事争論パート1 
(Ⅰおきなわ版「多事争論」 Ⅱ対論二題・大城立裕 大田昌秀)
筑紫哲也/沖縄タイムス社/1996年発行/\900
初版第2刷 94年から95年5月まで連載。
ちょっぴり辛口の語りが、世界や日本の動きの中での
<オキナワ>の姿をシッカリ捉える。

沖縄で暮らしてみた
同時代社編集部 編集/同時代社/2002年発行/\800
初版第2刷カバ帯 移住者にも、「部分移住」者にも
リピーターにも。聞く、知る、生かす実用データブック。

行き逢えば兄弟(いちゃればちょうでぇ)
―沖縄の島には活力がある
玉城 正保/郵研社/2005発行/\800
初版第1刷 カバ帯

新版 沖縄文化論―忘れられた日本 (中公叢書)
岡本太郎(岡本太郎の「日本文化論」を読む 外間守善)
/中央公論新社/2005年発行/\1,200
第2刷 カバ 民俗の根源にひそむ悲しくも美しい魂を
天才と直感と直観とで見事に捉えた名著